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寝たきりゼロへの10か条

 超高齢化社会を迎えるにあたり、厚生労働省が「寝たきり老人ゼロ作戦」を重要な柱のひとつと位置づけ,寝たきり予防「寝たきりゼロへの10か条」の啓発活動が進められています。(1991年厚生省)
 

〜寝たきりゼロへの10か条〜

第1条 脳卒中と骨折予防 寝たきりゼロへの第一歩
第2条 寝たきりは 寝かせきりから 作られる 過度の安静 逆効果
第3条 リハビリは 早期開始が 効果的 始めよう ベッドの上から訓練を
第4条 くらしの中での リハビリは 食事と排泄,着替えから
第5条 朝おきて 先ずは着替えて 身だしなみ 寝・食分けて 生活にメリとハリ
第6条 「手は出しすぎす 目は離さず」が介護の 基本 自立の気持ちを大切に
第7条 ベッドから 移ろう移そう 車椅子 行動広げる 機器の活用
第8条 手すりつけ 段差をなくし 住みやすく アイデア生かした 住まいの改善
第9条 家庭でも社会でも よろこび見つけ みんなで防ごう 閉じ込もり
第10条  進んで利用 機能訓練 デイ・サービス 寝たきりなくす 人の和 地城の輪

 
 例えば、高齢者が転倒をし大腿骨骨折をした場合、急性期病院にて入院(手術)をしますが、その後すぐに自宅での生活に戻るのではなく、まず回復期リハビリテーション病棟へ転院し、そこで一定期間の専門的な機能回復訓練を経て自宅に戻るという典型的なパターンがあります。
 一昔前ならば高齢者の転倒イコール「寝たきり」でしたが、ご自宅に戻りほぼ以前と変わらない生活を送ることができるようになったのも、進化したリハビリのおかげではないでしょうか。

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